2013年7月6日土曜日

Amazonで1万円の電源装置を買ってみた




お値段9980円なり。
そこまで電源装置に詳しいわけじゃないですが、30V5Aという容量を持つ電源としては破格の値段ではないでしょうか。しかもカレントリミット機能まで付いています。更に別系統で固定電源ですが、5V2A出力も付いています。カレントリミットがついた電源 が欲しく、分解して中を覗いてみたい欲もあったので買っちゃいました。

 
Amazon箱の中に更に箱
開封状態  薄っぺらい取説が1部

上の緩衝材を取り除いたところ  乾燥剤付き

本体と同梱の3P電源ケーブル  このままでは机上のコンセントに挿せないので変換アダプタを別途用意した




正面から大きさ比較  写真のテスタは秋月のもの

上面から

斜めから

底面  Amazonレビューにもあったゴム足の臭いが気になる

背面  冷却FANが付いているので意外としっかりしているかも?というのがここまでの印象

ケースを開けてみた  配線はゴチャゴチャしてるわ、ひと目見て分かる部品の実装状態に値段相応ということを実感

不安になる実装状態

抵抗が浮いている
ここも浮いている
TO-92パッケージの足にコネクタが直接刺さっている

電流電圧設定ボリューム

出力端子にコンデンサが直接取り付けられている

基板のハンダ付け状態  そこまで酷くはないが、画像中央に穴あき1つ発見

電流電圧を表示する基板  メインの基板よりしっかり作られている

電コンが浮いていたり、ICが曲がっていたり・・・
電源投入時の電圧表示と実電圧  最大出力電圧より高い電圧が数秒表示されるが、実際の出力ではないようだ


電源投入時の電圧波形  CH Aが5V固定出力 CH Bが30V出力の電圧 OUTPUTボタンの代わりに電源ボタンでも良さそう

実際に使用してみると、普通の電源装置と何ら変わりなく使えています。
残念ながら電源のノイズに関してはオシロがDSO QUADしか持っていないので微小な電圧まで観測できていませんが、結構きれいではあると思います。
趣味程度の用途であれば十分良いのではないでしょうか。

2013年6月17日月曜日

DesignSparkPCBとKiCadの比較

 トラ技5月号にてKiCadの紹介がありまして、DesignSparkPCBに対する不満が解消できるのであればと思い、使ってみました。
 回路図エディタ、PCBエディタ、部品ライブラリの観点からDesignSparkPCBと比較して長所、短所を上げていきます。

●回路図エディタ
**長所
 ・日本語化されていて、初めて使う人でもわかりやすい
 ・電源シンボルがライブラリと独立していて挿入しやすい
 ・下手にいじっても電源シンボルのネットが削除されることがない
 ・ライブラリの修正が特に操作せずとも即座に反映される
 ・ピンのシンボルに論理(反転・クロック・負論理入力など)が含められる
 ・部品同士が重なっている箇所では明示的な選択メニューが出る
 ・単一回路図ファイルで複数レイヤを備えている=複数のファイルにまたぐことなく1つのファイルで回路図を書ける
 ・ERCを搭載しているため、回路図作成でのミスを低減できる

**短所
 ・独特の操作性
   DesignSparkPCBでは部品を選択してコピー 、任意の場所でペーストだが、コピーを選択した時点で部品がマウスにくっついてくるため、最初操作に戸惑う
 ・ ctrlキーで部品をいくつか選択する操作ができない。単一or範囲選択のみ
 ・ ライブラリが出しづらい
   専用ウィンドウが出てきて、部品を出す度に消えるため、操作回数が多くなる

●PCBエディタ
**長所
 ・配線を削除してもネット情報が残っている
 ・ 配線幅、ビア径を指定しやすい
 ・既存の配線がある状態で配線を引き直すと新しい方を採用してくれる
 ・ラッツネット全表示の切り替えが可能
 ・ラッツネットの線を選択して削除することがない
 ・配線の修正が容易
 ・回路図エディタを同時に起動できるため、回路図見ながらの作業が可能
 ・ガーバデータの出力がわかりやすく、標準でRS-274X形式で出力してくれる。
**短所
 ・回路図からネット情報を読み込んだ際に部品が整列されていないため、一度整列させる必要がある
 ・レイヤーとレンダーの2つがあり、裏面だけ見たいという場合の操作が面倒
 ・非表示項目も薄い色で表示されるため、邪魔

●部品ライブラリ
**長所
 心苦しいですが、比較しての長所がないです。。。
**短所
 ・SCHシンボルにPCBシンボルを関連付けできない
 ・PCBシンボルでPIC等他ピンライブラリ作成が面倒(DesignSparkPCBならウィザード形式で楽々)
 ・SCHシンボルとPCBシンボルのピン割り振りを同じ画面で確認できない(確認しようとするとSCHで部品ピンにネットをつけてPCB上で同じピンに同じネットがあるかを確認するくらい)

●その他
独自昨日としてガーバビューワ、各種計算が容易になる専用計算アプリ、ビットマップからパターンを作成する機能があります。

 KiCadとDesignSparkPCB両方使ってみての比較でしたが、回路図作成ではDesignSparkPCB、パターン作成ではKiCadがそれぞれ好みの機能・操作方法でした。
 KiCadは今後CERNが介入するようです。回路図エディタの操作性等改善されればもっと良いCADソフトになるんじゃないかと予想されます。
 どちらのソフトにしてもフリーで十分快適な回路図・パターンを作成できるソフトです。今後のバージョンアップに期待です。

2012年3月14日水曜日

mbed+VS1002(VS1033D)+☆Bord・OrangeでMP3再生

mbed+VS1002+☆Bord・OrangeでSDカード内のMP3ファイルを再生してみました。
プログラムはこれです↓
http://mbed.org/users/nameless129/programs/MP3_player_on_Orange/m6vq1p

Arduino MP3プレイヤーシールド向けのプログラムを利用しました。
MP3のデコードはmbed単体では不可能なのでVS1002を利用しています。
これは何かというと、MP3ファイルをデコードしてくれるICです。
SDカードのMP3ファイルのデータを転送するだけで勝手にオーディオ信号にデコードしてくれます。
今回は千石で購入したVS1033Dを利用していますが、VS1002と互換性があるので特にプログラムの
変更はありません。
(とはいえVS1002の勉強用にコードを集めただけなので詳しいことはしっかり理解できていません...

プログラムの動作としてはルートフォルダ内のMP3ファイルを最大25個まで連続で再生します。
半角英数のファイル名をつけたMP3で再生ができることを確認しています。
2バイト文字が含まれるMP3ファイルは実験していないので不明ですが、再生できない可能性があります。

2012年3月11日日曜日

mbed+☆board Orange+SDでwavファイル再生

ずっと放置してました。サーセン
PICでSDからデータ読みだしてwavファイル再生できるものを作成していたんですが、
昨日Pickit3が壊れてしまったのでmbedで遊んでました。

んで、日本語で書かれた解説があまりなかったのでwav再生に関するまとめです。
プロジェクト一式がこれ↓
http://mbed.org/users/nameless129/programs/wav_pleyer_on_Orange/m6p2a9

☆board Orangeの評価用プログラムとwave_playerを使わせてもらっています。
sdカードに保存されているtest.wavを再生するだけのプログラムですね。

ただ、wave_playerで対応しているwavファイルの形式がよくわからないです。
ソースコードを見るかぎり22kHzでサンプリングしているwavファイルなら再生できそう?
だったので実験してみました。
結果は以下のとおり



ビット数


8bit 16bit 32bit
サンプ

ング周波数
44.1kHz × - -
32kHz × -
22kHz × ×
16kHz ×
8kHz ×
評価基準としては音楽のスピードが正しく再生されているかどうかです。
音質は基準にしていないです。
結果から考えると、どうやらデータ転送が間に合わなくなるみたいです。
音質はあまりよろしくないですね。

次はMP3デコードICも手元にあるので、MP3再生に挑戦するかもしれないです。

2011年2月19日土曜日

自作モータドライバプロジェクト:その2

昨日に引き続き自作モータドライバプロジェクトですよ。

昨日から部品の選定やっていたのですが、当初使う予定であった秋月の
フォトカプラ(TLP521-4)の立下り時間が25usと結構長いことが判明。
同じく秋月にてTLP351を発見。立上がり・立下り共に50nsで
しかもMOSFET向けとGOODなんですが、1つのMOSFETしか
制御できないのと1つ100円と少々お高いなーと。

なのでトランジスタアレイ(TD62083AP)を使おうかなと。
立下り0.2usとフォトカプラより早いんで十分かな?
以下回路図

http://srd.s43.xrea.com/circuit_learning/motordrive.shtml
を参考にさせていただきました。

回路図ではNchをドライブするトランジスタをプルアップしていますけど、
書いてる途中で意味ないじゃんってことに気付いたんでナシです。

ちなみにまだブレッドボードとかで実験していません。
これ作ってみたらFETバーニングしたぞとかなっても俺は知りません。

2011年2月18日金曜日

自作モータドライバプロジェクト:その1

うちの部活ではDCモータをH8マイコンで制御しているんです。
普通はTOSHIBA TA8429Hを使っています、
しかし、走行用モータや大電流を消費するモータでは定格の3Aを超えてしまい、
ちゃんとモータ動かなかったり、めちゃくちゃ発熱してそのうちドライバがダメになったり。

そこでマイコンカーラリーのモータードライバ基板のFETスイッチング信号を、
別な基板に取り付けているパワーMOSFETにつないで使うというちょっと強引な使い方しています。^^;
が、モータードライバ基板が1枚2500円と安くなく、基板から引き出す信号線が振動で断線してしまい、
FETがバーニングしちゃったり。(1年の頃に2回経験。すげぇ怖い((((('A`;))))) )

そこで卒業する前に自作ドライブ基板を作ろうというわけです。
構想としては、モータードライバの遅延回路も含めた働きをPICに置き換えることです。
PICに置き換えることにより・・・
・部品点数少なくなるので組み立てが楽・コストも安くなる
・故障した場合でも原因特定しやすくなる(はず)
・I2Cやシリアル通信させれば配線が少なくなる

こんなことができればいいなーっていう妄想半分なんですけどねー。
部品の検討はまた今度。
その2に続く

2011年1月12日水曜日

STM32 Primer2で遊んでみた



秋月にてSTM32 Primer2なるプロトタイピングツールを買ってみました。
こういう液晶とか組み込んである物をいじるのは初めてだったりするので
なにができるかwktkしておりますw

とりあえず標準で入っているプログラムについてメモ
・Maze
ほぼパッ○マン
傾けて移動させたりできるが、マップの判定が厳しく、T路地を曲がれなかったり

・Breakout
ブロック崩し
こちらも傾けてバーを移動できる

・Sol8air
ソリティア・フリーセルができる

・MP3 Play
microSDに保存されているmp3もしくはwavファイルを再生できる
ヘッドホンジャックからの出力のみ
手持ちのmp3ではなぜか再生できなかったがLIFEにて再エンコしたら再生可能に

・Tuner
内蔵マイクから拾った音のコードを表示したりオシロスコープとスペクトルアナライザの
波形を表示する

・Rec.Wav
そのまんま
内蔵マイクでmicroSDに音をwav形式で録音

・gobang
五目並べができるが、操作方法が本体を傾けてカーソルを移動させるだけなのでやり辛い

・Square
ピンクのブロックを傾けて移動させて赤いブロックに当たらないよう移動しつつ
小さいピンクと黒のブロックを集めてポイントを稼ぐゲーム

・Graphics
図形描画のデモ

・Kaleidos
傾けると万華鏡を再現するように絵柄が変わる

・Laby2d
迷路ゲーム
傾けて迷路を進んでいくが、63X56マスなんて小さすぎてとてもじゃないができない

・Chess
そのまんま

・MOUSE
Primer2をマウスとして使えるアプリ
本体を傾けることでマウスカーソルを移動できる

・Cubic-4
本体の傾き具合を表示するアプリ

・Mandel
画像表示アプリ?

・NRGMeter
万歩計・・・?
振りまくるとコップの水っぽいのがどんどん増えていく
下に出てるのは歩いたときの消費カロリー?

・Chart
X・Y軸と温度のグラフを表示

・COMMTEST
自己診断機能っぽい

・EchoIrDA
赤外線通信のチェックっぽい
TVリモコン向けてボタン押すとなにかしら受信している